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2017年7月13日木曜日

ファッションとはなんぞ。

服というのは特に「今」とか「季節」に追われるものだけど、大きく捉えれば、食も音楽も今生きている人に提供されるものだから、それを察知して物作りするというのはすごく必要な要素なんだよね。それができるか、できないかが「デザインされているか、されていないか」ということなんだ。 今の人にとって必要なものを作らなければならない。それが大前提だ。それが「今流行っているもの」かどうかはまた別問題。今ないけど、きっと今の人が欲しいもの、必要なものというのを見据えて築いていく力が本当のデザインなのだと思う。昔を知って、今を踏襲した上で、考え抜いた形やあり方だ。 デザインというものの基礎が、経営を回していきたいという考え方からようやくスタートを切ったようにも思える。新しすぎても売れないし。その塩梅が難しいね。 私は、かわいいレインコートとTシャツと傘が欲しい。(最後に無茶苦茶。) でも、元はと言えば、ファッションに全然興味ないから、客観視できるかなと思って今の業界に入ったんだった。よそものだからこそ、学べることがたくさんあるだろうと。100%好きだといえるものではないからこそ、反面教師で良し悪しを捉えられて、改善できるのではないかと。

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(うえの文章を書いてから、かなり時間が経ちました。)
 時間をかなりおきまして。それを利用すればいいのかな?とさっきやっぱり思ったわ。ファッションかどうか、って私にとっては…………………後から付いてくるものでどっちでもいいかもしれない。やっぱり純粋な活動源は、自分の疑問とか問題を見つけることからだなあ。仕事でもあるしね。後継問題、経糸は綿しかダメ問題、ヨコ糸は限られる問題、、、ものを買うことに罪悪感を覚える問題。という気持ちと裏腹に、ジャンクなアパレル用品で節約する問題。

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(またかなりの時間をおきました。)
井上雅人さんが「ファッションは、アイデンティティと流行のデザインだから、生活のあり方や生き方そのものを提案していくのが強いのは当たり前のこと」だと話していた。ライフスタイルを提案するような産業にシフトしていく、にしても「衣」だけでなく「衣 食 住」が近づいていくだけのこと。私は縁あって生地や衣類に近しい仕事をしているけど、その全体像を忘れずに働いていきたい。結局お客さんが買っているのは、価値観なのだ。共感するから買うのだ。自分にとってのそれは何か?っていうことも、西脇にいるとよく考える。

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