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2015年2月15日日曜日

ものを大切に

身近に、わりとかんたんにものを捨てる人がいて、ゴミ箱をみておどろくことがあるんだけど、そうか、ある程度お金が手に入るようになると、ものの扱いにそこまで気を留めなくなる恐れがあるなと思った。

その人とは逆に、ものを捨てられない人というのもいる。そもそも、やたらと物を買う。もらえるものはもらう。とにかく、強欲。そのうえ、ひとのためにお金を費やすことはしないようすから見るに、おそらく全部自分のものとして抱えたがる性質のようで。

そんな人たちがたまに、「あんた、なんで使えるのに捨てるのよ」「必要だから買ったけど、用が済んだので捨てるだけです」「何かあるかもしれないから、とっておきなさいよ」「いらないんで捨てます」と(なぜか)けんかしている。

二人それぞれが他人事とは思えず、自分自身、どちらの要素も持ち合わせていると思う。わたしたちの身の回りは、ものであふれている。必要なものなんて、ほんとうはそうそうないのだろうなあ。

そういう点で、お父さんは尊敬できる。どんなものでも「もう使えない!機能を果たさない!」というくらい使い込む。なにかものを買う時の情報収集能力と吟味に費やす労力はほんとうにすごいし、買わずに済むのなら手近なもので作ったりしてしのいでいる。TPOをわきまえず、ただのケチとして相手を不快にさせるときもあり、いやだな……とたまに思ってしまうが、裏を返せば、ものやお金を大切にするのです。

多分、昔から自然とやってきたことを今もなお続けているだけだろうけど、自分の稼ぎがかわったって、そういうところはまったく変わらないのがいいなと思って、ものの扱い方とか、ものを作ることに際して、考え直そう、見直そうと思ったんでした。

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